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BS フジ「輝き続ける中島みゆき」が割と良かったという話

3月7日に BS フジで「輝き続ける中島みゆき」が 放送されていました。

『輝き続ける中島みゆき』|BSフジ

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番組タイトルロゴ(工藤静香・筆)

スタジオの出演者は「出演:岩垂かれん 工藤静香 中村中 柳葉敏郎 船山基紀」で、 VTR のインタビューで プロデューサーの瀬尾さんが出演というラインナップ。

2時間たっぷり時間をとって、ドラマのヒット曲あり、夜会あり、 コンサートあり、 技術的な解釈論もありで、 これまで似たような特集が定期的に放送される中で、かなりバランスの取れた構成になっていた気がします。

 

個人的には、これ系の特集の中では今回の人選はかなり良かったと思います。

出演者も、コンテンツも落ち着いていました。

コンテンツが落ち着いているというのは、ヒット曲や話題曲を全面に出さず、ファンが共通的に大事だなと思っている特徴などを一つずつ紐解いていっていることに好感が持てました。BSだからあまりキャッチーにしなくても良いというのはあるかもしれません。

出演者の人たちは、まず全員が中島みゆきさんに対する愛がありつつも、かなり落ち着いて話しているというところが良かったですね。

熱狂的なファンを集めるのは簡単だけれども、 あまりにも熱弁されちゃうと 見てる側がよほどのファンじゃない限り引いてしまうんですよね。

クリス松村とか、マツコ・デラックスとか、中島みゆき研究所の管理人とかが出なくて本当に良かった。

色んな角度からのバランスの取れた構成

あと、それぞれの出演者が中島みゆきのどこが好きなのか、どの年代が好きなのか、微妙にポイントが違くて バランスが取れていたように思います。

番組の中でコーナーで各出演者が自分の好きなプレイリストを5曲選ぶというコーナーがあったのですが、 その選曲の仕方が非常に面白かったです。

 

中村中さんは「キツネ狩りの歌」や「 蕎麦屋」など、 デビュー当初から80年代初頭ぐらいの曲をメインに選曲していて、 工藤静香さんは「やまねこ」 などの80年代中盤のいわゆるご乱心の時代がどうも好きみたい。

柳葉さんはご自身がみゆきさんと共演した思い出が強くあるのか、90年代の 「浅い眠り」「糸」などトレンディドラマに楽曲提供していた頃の曲が多く、 岩垂さんは「倒木の敗者復活戦」や「重き荷を置いて」 みたいな、自らが聴き始めた2000年代に入ってからのアルバムの片隅ある応援歌的な曲が好きみたいで、見事に分散されてます。

作家さんがあえて分けて配分したのかもしれないけども、多面的に魅力が詰まった面白いプレイリストになっていましたね。

不満点

ちょっと不満だったのは、ゲストに実際に中島みゆきさんの曲を歌わせるところですね。

工藤静香が自分の持ち曲を中心に3曲 、 中村中が1曲 歌っていたんだけど、 歌唱のクオリティ的にはどう考えても逆が良かった。

工藤静香の持ち曲はいつでもCDで聞けるし、 高音が出づらいのかなかなか耳慣れない歌い方をしていて正直上手いとは言えない歌い方でした。

その前のトークコーナーで「みゆきさんは言葉を大事にする」 と言っておきながら歌詞をちゃんと発音しないのもいかがなもんだろうか。

再放送

紹介しておいてなんですが、まだ特に再放送とかの予定はないみたいですね。 

特集は続く

今度は、3月13日に地上波フジテレビミュージックフェアでやるみたいなのですが、これはどうなるでしょうか。

ミュージックフェアは結構定期的に中島みゆき特集はやっていて、かなり前に恵俊彰氏が司会だったときに観たときがあるんですよね。

そのときは、ゲスト歌手のパフォーマンスはとても良かったのですが、司会の恵氏がまるで興味がなさそうで、かる~いおべんちゃらで「素晴らしい楽曲ですね」とかいって流してて興ざめした記憶があります。

今は司会は軽部さんなので、どうなのでしょう。余計になんか流すような司会になっているようななっている気がしますが…。

とりあえず録画はしてみたいと思います。

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