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落語議員連盟(落語議連)、落語家側にメリットはあるのか

なんか先日ニュース見てたら、自民党の議連が中心となってこんな会合が発足していた。

mainichi.jp


会見に出ていた噺家さんは次の方々。

 

きれいに各団体から一名ずつ選出されていて、調整の跡が伺えます。

調整したのは自民党側なのか、落語家側なのか、ちょっと気になります。

 

円楽師匠は笑点で政権批判っぽいネタをよくしていますが、民主党政権のときもしていたので、そういう芸風なのでしょう。

 

一方で談四楼師匠は、明確な政治スタンスを持っている方だと理解しています。

記事では「辛口のツイッター」と書かれていますが、彼のツイートは現政権に対して批判や風刺のレベルを超えた人格攻撃的なツイートのものも含まれています(彼の政治ツイートに笑いの要素がないので、記事で言われるネタやシャレではなく「主張」だと思います。)。

これで自民党の議員の会合に出てくるのはずいぶん節操がないな、という印象です。これから他党の議員も誘うとのことなので、野党の議員を勧誘する際の呼び水にするのでしょうか。

 

そもそもこの集まりは、政治家にとってはいろいろとアピールの狙いがあるのでしょうが、落語家側にとっては何か得があるんでしょうか?

落語を聴いていない人や海外への普及ということであれば、むしろ政治家と組んではマイナスな気もします。

少なくとも、政治家の影がちらつくエンターテイメントを、若い人は本能的に拒みます。ますます落語が「伝統芸能」であるように見えて、足が遠のくでしょう。

 

会見に出てきた師匠方がこの件で何か発信をしていればその胸の内や表に出ていない深い考えもわかると思うので、探してみたいなと思います。どこかの落語会の枕とかで話してないかな。

 

議連は次回、12月に東京都内の寄席で落語を見て、そのあと、「一杯やる」ことを決め散会。

 

少なくとも活動内容はこれだけのようなので、ただの仲間内でサークル的にやっていれば済む話です。噺家や記者を呼んで記者会見をするようなことでもないと思うのですが・・・。