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末廣亭5月中席「小さん祭り」初日に行きました(5/11)

末廣亭5月中席は特別興行で、先代の5代目柳家小さん師匠の十三回忌追善興行「小さん祭り」に行ってきました。
この10日間は、小さん師匠の一門や関係の深い人を中心に特別番組が組まれています。
中でも初日には、小三治師匠が対談とトリで登場することもあり、一番人気が予想されました。

他に並んでいた方のツイートを引用しますと、こんなかんじの大混雑でした。
開場3時間前の14時に行ってもらえた整理券が60番。なんつう人気でしょうか。
まぁそれでも中央の椅子席に、しかもなかなか前の方に座れました。

演目は下記のとおりです。


柳亭小燕枝・柳家さん喬 口上
柳家さん福「ひと目上り」
大空遊平かほり 漫才
柳亭市馬かぼちゃ屋
柳家三寿「うわばみ?」
柳家小里ん「千早振る」
柳亭小燕枝「強情灸」
柳家小ゑん「下町せんべい」
蝶花楼馬楽 (深川踊り)
柳家小さん「一眼国」(風味のはなし?)
鈴々舎馬風(漫談)
~仲入り~
馬風小三治・市馬 「当代、先代会長放談」
柳家花緑祇園祭
柳家小菊 (粋曲)
柳家小三治「あくび指南」


楽しみにしていたのは、小里ん師匠の「千早振る」と対談、そしてトリの小三治師匠です。
どれもよかったのですが、予想していなかったところでは市馬師匠がよかった。
市馬師匠は教科書通りの王道をキチーンとやるイメージがあったのですが、
今回の「かぼちゃ屋」はなんだか力が抜けていて、笑いを誘われるような、面白い仕上がりになってました。

トリの小三治師匠は、小さん師匠の思い出話をたっぷりマクラで語ったあとに、「あくび指南」。
先代小さん師匠も得意とされていたネタですね。
小三治師匠のあくび指南を生で聴くのははじめてだったので、存分に小三治ワールドを堪能させていただきました。

別の方のツイートを拝見して知ったのですが、
小三治師匠はまだ、このあくび指南に改良を加え続けていて、今回のものも少しアレンジがなされいたみたい。
まだ、落語をどうすれば面白くなるか、研究されているようで、ただただ尊敬するばかりです。。

それにしても、対談で兄弟弟子である馬風師匠と小三治師匠が並んでいたのですが、
体の横幅が倍ぐらい違っていましたね・・・。